
基本的活動
1 自主防災への支援活動
リーダー育成研修と防災訓練の質的向上を目指す
2 要支援者の避難対策への取り組み
地域へ働きかけ、避難の支援体制づくりを協議し具体化へ向けて検討を進める。
3 小学校と連携
児童の防災教育と地元自主防や校区防災会との連携を進める。
災害時 要避難者の避難体制を考える
私たちは、地域の防災体制を考え自主的に活動する防災ネットワークです。
三河地震から75年、13号台風から57年、当一色防災ネットワークも15年を迎えました。
高齢社会とコミュニティの希薄化は防災を進める上で障壁となっており、まちづくりを再考する必要性が求められています。
女性の活用や、地元小学校との連携を推進し、ボランティア団体との協議で問題の解決を図りたいと考えます。また、一色町内会長会とも まちの課題を共有し、避難勧告時の対応をハンドブック配布し共有しています。
災害は、突然やってきます。いつでも避難できる体制、いざというときに自分の身を守る知識、それがあるか、ないかで生存確率は大きく違ってきます。市民の災害に対する理解と、広報活動を展開し、人材育成を図っていきます。
令和7年度 活動方針
・避難行動要支援者の避難体制――個別避難計画の作成を支援
コロナ禍が沈静化し、自主防の訓練も復活してきた。 昨年度は23件の支援依頼を受けた。各地で毎年繰り返される防災訓練は、意識啓発としての意義が大きい。参加者個々の意識や備えを勧める意味はある。一般の火災や事故といった事例ではなく、災害と言う規模の大きな災禍には、町内会・自主防といった組織的な対応 が必要である。
より実践的な訓練、体制づくりを目指すことが必要である。そうした観点から、災害弱者の避難体制づくり、特に津波を想定した避難体制は、確実に大きな意味を持ち、広く共感の得られる災害対策と言える。
20周年記念で前北自主防から事例として発表された「個別避難計画」づくりの取り組みを各町内会・自主防へ勧めたい。
さらに、その旗振り役を務めるリーダーの研修を復活させたい。
1 自主防の訓練支援
自主防の訓練支援は、当NWの活動基礎である。コロナ禍で停滞していた自主防
の訓練が復活してきた。訓練は、実動訓練に加え住民の防災意識の向上をねらいの一
つとしている。このためには、より多くの参加者を得ることが望まれ、そのための工
夫を期待したい。
また、防災講話をはじめ、訓練支援時には、個別避難計画づくりへの取り組みを勧
めたい。
2 個別避難計画作成への取り組み
津波の犠牲者ゼロをめざして、 避難行動要支援者の避難支援の
ための、個別避難計画の作成を自主防へ働きかける。 津波避難の
体制づくりは、最重要な課題であり、町内会・自主防をはじめ住民の防災意識の高まりが不可欠の要件である。このため、町内会長連協を通して、呼びかけを行う。
3 リーダー研修
防災の、守る対象は個ではなく面であり、広がりを持った地域である。 守る側も
団であり組織である。組織はリーダーが必要である。多くの町内会・自主防がリーダ
ーの任期は1年であり、地域防災力の向上にとって、ここがネックである。発災時における、団体・集団のリーダーの責任は重い。被災地の様々な事例から、幼保・学校、町内会などにおけるリーダーの判断の重要さは周知の事実である。コロナ禍が沈静化した今、早い時期にリーダー研修を開催し、地域防災力の向上に努める。
4 学校防災への支援
中部小の防災学習を引き続き支援し、 防災クラブの企画・運営、避難所開設訓練への参加などの支援をする。
5 NWの活動体制
自主防からの支援依頼は6年度23件で、エリアも西尾市内へ広がっている。
秋季は依頼が重なり、スタッフの振り分けに苦慮することもある。また、学校防災、市
や社協などからの要請にも応えていきたい。こうしたことから平素からの事務事業を
会員で分担するように、体制の見直しを図る。